2013年12月30日月曜日

1/48 SIAI-Marchetti SM.1019 (8)

各マーキング類を塗装してる所です。
窓の周囲には警戒帯みたいな点線が回ってるので一度窓に沿って直線になる様にテープを貼った後細切りしたテープを等間隔に貼ってマスキングしました。国籍マークは白を吹く時に取っておいた円形に切り出したテープの外側を貼り付けています。国籍マークの各色の幅はたぶん割合とか決まってるんだろうな~と思いつつも写真を見ながら雰囲気で適当にテープを切り出しました。胴体の方はサイズが小さいのでトライツールのポンチを使ってメンディングテープを打ち抜いた物を貼っています。
スミ入れはパネルラインを掘り直すと濃い色を入れたくなってしまうんですがココは抑えて基本塗装よりも若干暗い色、という事でオリーブドラブを使用しています。尾翼の部隊マークは最初ここだけでも自作デカールを作ろうかと思ってたんですがソフトに不慣れな事もあり結局手描きする事に。資料用にマークを拡大した写真が欲しかったけど中々見つからず散々検索してやっとワッペンを拡大した様な物を見つけてそれを参考にしました。イタリア語がサッパリなので詳しくは解らないですが今では使われて無いマークらしいです。マスキングと筆塗りを駆使してなんとか塗装。胴体のシリアルナンバーもデカールがあれば良かったんですが無いのでエナメルカラーで手描きしました(;^ω^)
最後に全体のツヤを整える為にフラットクリアーを吹き付けました。ガイアノーツの物を愛用してますが混ぜ方の問題なのか若干半半ツヤみたいな感じがするのでフラットベースを追加しています。
仕上げのクリアーを吹くとウェザリングが少し抑えられた感じがするのでもう少し強めに汚しても良かったのかもしれないです。

2013年12月22日日曜日

1/48 SIAI-Marchetti SM.1019 (7)

基本塗装が終わった状態です。
上面はダークグリーンとダークアースの二色迷彩なので手持ちの塗料の中からドイツ機用、イギリス機用などを混色して塗っています。写真を見るとダークグリーンにやや青みがあるかな?と感じたのでブルーを少しだけ混ぜましたがあんまり変わらないかもしれない(;^ω^)
現役当時の実機はそれほど汚れたりしてないみたいですが少し淡い感じの仕上がりが好きなのでガルグレーを混ぜて退色気味のグラデーションを付けています。いつもガルグレーを混ぜるのがクセになってるのでガルグレーの買い替え頻度が少し高めです(>_<)一応迷彩の境は美術のデッサンなどで使う練りゴムをマスキングに使用してほんの少しボカしています。
 下面はいくつかの写真を見るとライトグレーに見えたりもするんですが実際は鈍い感じのシルバーみたいなので特色の自衛隊機用カラー、アルミナイズドシルバーに白を混ぜてかなり輝きを抑えた物で塗ってみました。アルミナイズドシルバーも昔のF-86等の輝きを抑えた物用として調合されてますが更に鈍い感じに。イメージとしては基地によく置いてあるゲートガードのハチロクの色、みたいな感じかな?まぁ実機を見た事が無いのでイメージ優先で塗ってます(;^ω^)

2013年12月15日日曜日

1/48 SIAI-Marchetti SM.1019 (6)

サーフェイサーを吹いてから塗装によるマーキング類を準備してる所です。
サーフェイサーは1500を0.5mmのエアブラシで吹き付け。何となくいつも食い付きや塗膜が強くなる様にメタルプライマーを数滴加えてます。傷消しのペーパー掛けをした時の削り心地がしっかりと丈夫になってる気がしないでも無い(-ω-)一応キャノピーの枠付近はサーフェイサーを吹く前に機内色を吹いてます。

胴体の文字、ナンバーや国籍マークなんかは流用出来るデカールが無かったのでマスキングによる塗装で行います。主翼の国籍マークは最初に白を吹いてからマスキングテープをサークルカッターで切り抜いて貼り付け、ですが胴体の方は文字共にサイズが小さくマスキングテープだと歪みや毛羽立ちみたいなのが気になるのでメンディングテープを使用してます。ナンバーやアルファベットはトライツールのテンプレートの中から各幅直線で平行に引ける物を使いそれぞれの幅でテープを切り出した物を組み合わせて貼っていきました。大きい方の文字は1mm幅、ESERCITOの文字は0.5mm幅を使ってます。ちなみにESERCITOはイタリア語で陸軍の意味らしい(調べた訳では無いけど)ですが機体によっては書かれてない物もあるのでソッチを選べば楽だったんですがやっぱり模型として書いてあった方が面白いので敢えて面倒な方を選びました(`・ω・´)実機写真を見ると書体にバラツキがあるのでもしかしたら手書き(?)なのかも。

2013年12月8日日曜日

1/48 SIAI-Marchetti SM.1019 (5)

いわゆる士の字の状態です。
主翼の前照灯はアクリル棒にピンバイスでライトを再現した物を加工して接着しています。O-1/L-19には無かった防眩板が付いてるみたい。写真のせいもあって元のO-1/L-19よりも機首が結構伸びてる感じですね。

残りのパーツのフラップ、プロペラ、アンテナ、パイロン、排気管なども製作。フラップは2mmプラ板から、プロペラのブレードは根本が結構太いので1.5mmプラ板から、パイロンは1.2mmプラ板からそれぞれ削り出しています。スピナーはジャンクパーツの中から形が合いそうな燃料タンクの先端を探して作ってみました。前もやった事があるので自分の中では定番になりつつある様な気が(;^ω^)排気管は太さが合うランナーを炙って曲げた部分をカットして整形、ピンバイスで穴を掘って縁をナイフで薄く削って作ってます。L字のアンテナは0.3mmの洋白線、エンジンカバーの留め金具は0.1mmの真鍮板で製作しました。一応パイロンにはタンクみたいな物を吊り下げたりするらしいですが付けてる写真がほとんど無いのでそのままにしています。

           

2013年12月1日日曜日

1/48 SIAI-Marchetti SM.1019 (4)

胴体に機首、主翼、キャノピー、主脚を取り付けた所です。
機首部分はキットと自作したパーツが滑らかに繋がる様に削りこんでからサーフェイサーを筆塗りして確認後胴体と一緒にパネルラインをスジボリしています。両側面にはステップとフックみたいな物があるんですがプラ板で作ると塗装作業時にポロッと取れてしまいそうなので0.1mmの真鍮板を折って製作してみました。下面のオイルクーラー(?)は木型を作りプラ板をヒートプレスして作ってます。排気管は作業の便を考えて後で作って取り付けます。
実機の主脚はソレ自体が板バネの様になってる簡単な物ですがプラパーツでは強度と薄さが両立出来ないので厚さ0.3mm,幅3mmの真鍮帯板と0.3mmプラ板をプラペーパーでサンドイッチした物で作ってみました(全部金属で作ると加工が面倒なので縁の部分がプラになる様にしてます)。それなりにビヨンビヨンしますが折れる心配は無いのでOK。写真を見ながら適当に自重によるたわみを付けてから接着しました。タイヤはパーティングラインを消した後Pカッターを使って溝を掘っています。前にモーターツールを使うって記事をドコかで読んだけど具体的にどうやるのか未だ良く解らない(´・ω・`)

2013年11月25日月曜日

1/48 SIAI-Marchetti SM.1019 (3)

胴体を貼り合わせた状態です。
上の構造材は強度を確保する為に0.7mm角の真鍮角棒を使用、V字型の補強材も0.5mmの真鍮線を使いました。適当に配線類を追加して前席の肩ベルトを繋げてから機内色で塗装。
エンジンは隔壁に固定した後銅線を使って配線類を追加しています。実物のエンジンは支持架によって固定されてますが模型だと支持架だけでは強度が無いので見えない部分に真鍮線で補強して支持架はエバーグリーンのプラ棒で製作しています。一応0.5mmを使用してますがエバーグリーンのプラ棒は実寸0.6mm位(何でだろ?)だったのでもう少し細くても良かったかなと思ったり。
尾翼のリブモールドは伸ばしランナーを使って再現してますがそのまま接着して行くと幅を揃えるのが大変そうなので予め1.5mmの等間隔でスジボリしてから溝にはめ込む様にして接着しました。おかげで作業自体はスムーズでストレスなく出来たので良かったかな。同系色のランナーを使うと太さが揃ってるか解らないので敢えて違う色のランナーを使用してます。
キットの主翼はフラップが固定されてますがダウン状態にする為にフラップ部分をカット、上下面共にヒケが多いのでペーパー掛けした後パネルラインを掘り直してます。前席の天窓も面積が変わってるのでMDのプラケースを加工してはめ込んでいます。

2013年11月17日日曜日

1/48 SIAI-Marchetti SM.1019 (2)

コクピットの塗装が終わった状態です。
窓は面積が変わった部分もあるのですべて新しく作った物をはめ込んでます。普段はCDのケースを使う事が多いんですが今回は今では無くなりつつあるMDのケースを使ってみました。厚みが0.8~0.9mm位だったので市販されてるプラ板には無いサイズかな。接着して両面を磨きこんだ後マスキングしてから塗装してます。後席後ろの床面にはカメラ窓が有るっぽいんですがこの部分の写真が見当たらなかったので特に何もしてません(^_^;)一緒に写ってる尾輪は元のパーツのままだと弱いので0.5mmの真鍮線が軸になる様に製作。重なってる板バネの一部にしてごまかしてます。座席は右側から乗り降りする為か右の角が取られているので若干非対称ですね。
シートベルトはO-1から特に変わってないみたいなので米軍機用の物を参考にしてマスキングテープとプラペーパーから製作しました。金具は全部作ると面倒なので見える部分だけに。前席の肩ベルトは上部構造材からワイヤーっぽい物で固定されてるので後で繋げる様にしてます。窓付近には無線用のマイクみたいなのもあったのでソレも再現してみました。
消火器が良いアクセントになったけど実機の物は底が丸いタイプだったみたい(^_^;)

2013年11月11日月曜日

1/48 SIAI-Marchetti SM.1019 (1)

1/48のセスナO-1/L-19のキットを改造してイタリア陸軍が使用していたSM.1019を製作…と言っても実はコレを書いてる時点で既に完成してたりするんですが経過写真を撮ってたので少しづつまとめてみたいと思います。
ベースにしたのは昔ハセガワから販売されてた陸上自衛隊仕様のキットですがパーツ自体はModel USAという海外メーカーの物です。バリやヒケが多めで合いも良くないけどエンジンが再現されてたりベトナム戦争中のFAC仕様の為かM16ライフルが付いてたりちょっとオッと思わせる感じのキットかも。
本来そのまま陸自仕様で仕上げるつもりだったんですが何となく各国のカラーリングを検索してたらSM.1019と言う機体を見つけて面白そうなので作ってみる事に。

SM.1019はそれまで使用されてたO-1をターボプロップ化した機体で80機程が生産されたみたいです。ベースとなったO-1との主な外見上の変更点は
①エンジン換装に伴い機首が少し伸びてプロペラも2枚から3枚に
②キャノピーの枠が減り前席天窓、後席側面窓の面積がやや増大
③尾翼の形状が直線的に
などの様です。一応コレを踏まえてパーツを製作。
コクピット内部はフロアも含めてほとんどスクラッチしました。機首部分は適当な所でカットしてから木型を作りプラ板をヒートプレス。ついでにエンジンも作ってます。
尾翼はタミヤの1.5mmプラ板から製作。元の尾翼と結構印象が違いますね。
キャノピーも木型を作りヒートプレスしてますが今回初めて透明プラ板を使ってみました。エンビ板と違って縮みやすいのでコツがいるけど取り敢えず上手く出来たので一安心。

2013年11月6日水曜日

1/72 Lockheed P-3C Orion "RNoAF"

ハセガワのP-3Cを作ってみました。
元々持ってたキットは海上自衛隊仕様だったんですが若干見飽きてるのであんまり完成品を見た事が無いノルウェー空軍機にしてみました。

基本的な工作はパネルラインを掘りなおした位ですが細かなアンテナ類やチャフフレアディスペンサー等RNoAF仕様に変更しています。ノルウェー空軍の機体はそれぞれ名前が付けられていて塗装や仕様に微妙な違いがある様ですが今回は#3299"ULABRAND"にしてみました。
別売りデカールが無いので(あったら作ってないかもしれませんが)ナンバーと機体名のみ自作デカール、国籍マークや尾翼の棒人間(?)等は塗装です。細かなコーションデータ類は元キットの海自用の物を使ってるので文字の色が黒なんですが本当は白が正解(;^ω^)